2015年03月29日
「怪訝な顔」から見える日本
こんばんは、
英会話教室Kerria(ケリア)です
週末から今週にかけて
しばらく晴れ模様が続くとのこと
このままゆっくりと春~初夏へ
向かっていくのでしょうか。。。(´∀`*)ウフフ
さてさて、ブログではいつも書きたいな~と
思っていることが様々あるのですが
今回はその中のうちのひとつ、
当教室に新規問合せで頂く方々から
よく聞く言葉を取り上げたいと思います
それは
(英語をしゃべったら、相手に)
「怪訝な顔をされる」
怪訝な顔、とはきっとこのような感じでしょうか。。。
コチラ側が懸命にコミュニケーション取ろうとして
「え~っと、あ~っと。。。」
と焦りつつも、なんとか紡ぎ出した言葉。
そして、喰らうのは相手からの何とも冷たい反応チーン。
日頃ポーカーフェイス、
じゃなきゃニコニコ笑っている、という
表情の変化が少ないと言われている日本人に対し
表情豊かな外国人の顔は、確かに日本人にとっては
少々パンチが強いのかもしれませんね。。。
人間関係を何よりも先に重視する日本では
人に簡単に心を読み取られないようにと自動的に防衛が働くこともあるためか
直接的なコミュニケーションとなると表現力・リアクションが全体的に弱まります
個人空間(他人に近づかれると不快に感じるゾーン)も日本人は広いですね
(もちろん、日本語そのものの性格も大きく影響しています)
読み取りにくい、だからこそ、
日頃から相手が何を考えているのか先読みしたり、
相手に喜んでもらおうと細かな配慮をし、上手に察する訓練をしていく。
それをいつもやりますから、日本では「察する」ことが常識となり
見えない何かを読み取るのが無意識にも鋭くなっていきます。
いわゆる、これこそ日本が得意としているおもてなしの世界です
「気遣いができる」ということは日本の美であり、心なのです。
これは日頃から習慣にし練習を積み重ねてできる技でもあると思います
ただ、これが度を超えてマイナスに働くこともあります
相手のことを考えすぎて
「勝手に深読みしてしまう」という欠点です
相手に喜んでもらうはずのおもてなしが
ときにして「やりすぎ」となり、迷惑がられたり
また、相手の心を勝手に深読みしてしまい
ひとりで落ち込んでしまったり
(本当は相手は何も思ってないかもしれないのに)
なんでも物事は「程度」というものは大切で、
おもてなしの美しさがマイナスに大きく働いてしまい
何よりそれによって自分の心に毒を招く、
というのは大変勿体無いことです
さて、相手に怪訝な顔をされた場合、
「自信をなくしてしまう」、という気持ちが大きくなる人は多く
それをイコール「『英語に』自信がない」と繋げる人が多いのですが
そういうことでは決してありません
実は英語などではなく
「自分」そのものに、
「日本人である自分」そのものに
自信が不足していたり
または、ついつい目配り・気配りしてしまい、
他者を考えすぎるゆえに「遠慮してしまう」、
そんな心境がコミュニケーションのお邪魔をしているのかもしれません
仮に、「英語」という外国語でのコミュニケーションをしたとして
なかなかうまく伝わらなかった、怪訝な顔をされてしまった場合
多くの人達は必ず「私の英語がダメだから。。。(´;ω;`)」と
原因を言語に転嫁してしまいがちになります
しかし言語が伝わらなかっただけで
人は怪訝な顔をするのでしょうか
貴方が仮に外国に行ったとして
相手が英語をしゃべってくれない、
そして貴方が懸命にブロークン英語で伝えようとする、
が、それでも伝わらない。。。
そんなとき貴方は相手に対して
怪訝な顔をするのでしょうか?
「なんじゃ、コイツ。英語も喋れんのか?」
と思うのでしょうか。。。??
怪訝な顔をするとき、
人は自分のエイゴ、ではなく、
エゴ(笑)が通らなかったとき、
だったりしませんか。。。??
もし、相手に嫌な顔をされたときには
一度ひと呼吸おいてみるとよいかもしれません
もしかすると相手は単純に
時間がなくて焦っていただけかもしれない
またはその人自身、元々訛りが強い人だったかもしれない...
話すスピードが速すぎる人だったかもしれない…
または何かを買いたくて、値切ってほしかっただけかもしれない、笑
(余談:私のアメリカ人の友人で「値切って!!」攻撃がスゴイ
Mr. 交渉人がいるのですが、彼は値切ってもらえないと「わざと」すぐ怪訝な顔します、笑)
そして、もしかすると、英語を話そうとしている自分は
文法もちゃんとしなきゃ、完璧な英語を話さなくては、
笑われないようにしなくては。。。と焦ってしまい、
妙にオドオドしてしまっていたのかもしれない。
分からないのに、分かったふりをしたのかもしれない。
"I'm sorry??"って聞き返す余裕さえなかったのかもしれない。。。と。
相手が英語をしゃべるから、
日本人じゃないから、
肌の色が違うから、といって
決して彼らが何か恐ろしい毒を持った
得体の知れない生命体、ということではありません
英語だろうと何語だろうと、所詮、同じ人間
伝統・文化・習慣の違いで様々な歪は生まれます
でも、それを検証し、その都度修正し、成長し、
互いにわかり合おうとする努力はできるのです
怪訝な顔をする人は
エゴに奔るがゆえに努力を放棄した人かもしれない...。
そのようにまず一度受け止めて
今一度、努力の発展段階にいる自分を好きになり、
「次回、他の人と会話するときはこう言ってみよう」と
前向きに、楽しみながら努力して頂きたいものです
"If you have a positive attitude and constantly strive to give your best effort, eventually you will overcome your immediate problems and find you are ready for greater challenges."
-Pat Riley
(A former coach & player in the NBA)
「貴方が前向きな姿勢で常に最善の努力をしているのならば、今目の前にある問題もいずれ乗り越えられるようになり、そしていつの間にか、より大きな試練に立ち向かおうとしている自分自身がいることに気が付くだろう。」
-パット・ライリー
(元NBA選手・コーチ)
英会話教室Kerria(ケリア)です
週末から今週にかけて
しばらく晴れ模様が続くとのこと
このままゆっくりと春~初夏へ
向かっていくのでしょうか。。。(´∀`*)ウフフ
さてさて、ブログではいつも書きたいな~と
思っていることが様々あるのですが
今回はその中のうちのひとつ、
当教室に新規問合せで頂く方々から
よく聞く言葉を取り上げたいと思います
それは
(英語をしゃべったら、相手に)
「怪訝な顔をされる」
怪訝な顔、とはきっとこのような感じでしょうか。。。
コチラ側が懸命にコミュニケーション取ろうとして
「え~っと、あ~っと。。。」
と焦りつつも、なんとか紡ぎ出した言葉。
そして、喰らうのは相手からの何とも冷たい反応チーン。
日頃ポーカーフェイス、
じゃなきゃニコニコ笑っている、という
表情の変化が少ないと言われている日本人に対し
表情豊かな外国人の顔は、確かに日本人にとっては
少々パンチが強いのかもしれませんね。。。
人間関係を何よりも先に重視する日本では
人に簡単に心を読み取られないようにと自動的に防衛が働くこともあるためか
直接的なコミュニケーションとなると表現力・リアクションが全体的に弱まります
個人空間(他人に近づかれると不快に感じるゾーン)も日本人は広いですね
(もちろん、日本語そのものの性格も大きく影響しています)
読み取りにくい、だからこそ、
日頃から相手が何を考えているのか先読みしたり、
相手に喜んでもらおうと細かな配慮をし、上手に察する訓練をしていく。
それをいつもやりますから、日本では「察する」ことが常識となり
見えない何かを読み取るのが無意識にも鋭くなっていきます。
いわゆる、これこそ日本が得意としているおもてなしの世界です
「気遣いができる」ということは日本の美であり、心なのです。
これは日頃から習慣にし練習を積み重ねてできる技でもあると思います
ただ、これが度を超えてマイナスに働くこともあります
相手のことを考えすぎて
「勝手に深読みしてしまう」という欠点です
相手に喜んでもらうはずのおもてなしが
ときにして「やりすぎ」となり、迷惑がられたり
また、相手の心を勝手に深読みしてしまい
ひとりで落ち込んでしまったり
(本当は相手は何も思ってないかもしれないのに)
なんでも物事は「程度」というものは大切で、
おもてなしの美しさがマイナスに大きく働いてしまい
何よりそれによって自分の心に毒を招く、
というのは大変勿体無いことです
さて、相手に怪訝な顔をされた場合、
「自信をなくしてしまう」、という気持ちが大きくなる人は多く
それをイコール「『英語に』自信がない」と繋げる人が多いのですが
そういうことでは決してありません
実は英語などではなく
「自分」そのものに、
「日本人である自分」そのものに
自信が不足していたり
または、ついつい目配り・気配りしてしまい、
他者を考えすぎるゆえに「遠慮してしまう」、
そんな心境がコミュニケーションのお邪魔をしているのかもしれません
仮に、「英語」という外国語でのコミュニケーションをしたとして
なかなかうまく伝わらなかった、怪訝な顔をされてしまった場合
多くの人達は必ず「私の英語がダメだから。。。(´;ω;`)」と
原因を言語に転嫁してしまいがちになります
しかし言語が伝わらなかっただけで
人は怪訝な顔をするのでしょうか
貴方が仮に外国に行ったとして
相手が英語をしゃべってくれない、
そして貴方が懸命にブロークン英語で伝えようとする、
が、それでも伝わらない。。。
そんなとき貴方は相手に対して
怪訝な顔をするのでしょうか?
「なんじゃ、コイツ。英語も喋れんのか?」
と思うのでしょうか。。。??
怪訝な顔をするとき、
人は自分のエイゴ、ではなく、
エゴ(笑)が通らなかったとき、
だったりしませんか。。。??
もし、相手に嫌な顔をされたときには
一度ひと呼吸おいてみるとよいかもしれません
もしかすると相手は単純に
時間がなくて焦っていただけかもしれない
またはその人自身、元々訛りが強い人だったかもしれない...
話すスピードが速すぎる人だったかもしれない…
または何かを買いたくて、値切ってほしかっただけかもしれない、笑
(余談:私のアメリカ人の友人で「値切って!!」攻撃がスゴイ
Mr. 交渉人がいるのですが、彼は値切ってもらえないと「わざと」すぐ怪訝な顔します、笑)
そして、もしかすると、英語を話そうとしている自分は
文法もちゃんとしなきゃ、完璧な英語を話さなくては、
笑われないようにしなくては。。。と焦ってしまい、
妙にオドオドしてしまっていたのかもしれない。
分からないのに、分かったふりをしたのかもしれない。
"I'm sorry??"って聞き返す余裕さえなかったのかもしれない。。。と。
相手が英語をしゃべるから、
日本人じゃないから、
肌の色が違うから、といって
決して彼らが何か恐ろしい毒を持った
得体の知れない生命体、ということではありません
英語だろうと何語だろうと、所詮、同じ人間
伝統・文化・習慣の違いで様々な歪は生まれます
でも、それを検証し、その都度修正し、成長し、
互いにわかり合おうとする努力はできるのです
怪訝な顔をする人は
エゴに奔るがゆえに努力を放棄した人かもしれない...。
そのようにまず一度受け止めて
今一度、努力の発展段階にいる自分を好きになり、
「次回、他の人と会話するときはこう言ってみよう」と
前向きに、楽しみながら努力して頂きたいものです
"If you have a positive attitude and constantly strive to give your best effort, eventually you will overcome your immediate problems and find you are ready for greater challenges."
-Pat Riley
(A former coach & player in the NBA)
「貴方が前向きな姿勢で常に最善の努力をしているのならば、今目の前にある問題もいずれ乗り越えられるようになり、そしていつの間にか、より大きな試練に立ち向かおうとしている自分自身がいることに気が付くだろう。」
-パット・ライリー
(元NBA選手・コーチ)
Posted by 英会話教室Kerria at 22:58│Comments(0)
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